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はじめに
不要な物流機器(マテハン)が出てきた際に、マテバンクにその買取をご依頼いただくとどのような内容になるか、イメージしていただけるように、最近マテバンクが手がけました物流機器(マテハン)の買取事例を紹介します。小規模から大規模まで様々な事例がありますが、今回の事例はその中でもかなり規模の大きい方になるかと思います。
約5,000坪の倉庫で使われていた、中軽量ラックやネステナー、樹脂パレットなど大量の物流機器(マテハン)の買取を、ご依頼をいただいてからお見積、解体工事、そして引取の完了まで、2ヶ月弱(解体工事と引取の期間は実質約1ヶ月)という短期間で完了させた事例となります。ぜひマテバンクに買取をご相談いただく際の参考にしてください。
買取案件の概要
物件 5,000坪の物流センター
お客様はマルチテナント型物流施設の1フロア、約5,000坪を借りておられました。フロア全てを退去されるとのことでした。
買取対象の物流機器(マテハン)7種類、4,963点
・逆ネステナー 300台
・中軽量ラック 1,408台
・樹脂パレット 2,741枚
・パレットラック 290台
・カゴ台車 40台
・ローラーコンベヤ 9台
・樹脂製平台車 175台
買取対象となった物流機器(マテハン)の写真
スケジュール ご依頼から2カ月以内に完了
お客様から物流機器の買取をご依頼いただいたのは、その2ヶ月後には5,000坪の倉庫を完全に退去しなければならないことが確定している、というタイミングでした。大量の物流機器を2ヶ月以内に全て処分(解体、撤去)しなければならないが、その時点ではまだ手付かずで、見通しは全く立っていないとのことで心配しておられました。結果としては、マテバンクがお見積やその後の工事、商品引取等の対応をかなり急ぎでやらせていただき、2ヶ月未満の期間で無事に完了することができました。次のパートでその詳細を紹介します。
スピーディーなお見積、工事や車両手配までワンストップで対応
マテバンクによる、初回のお問い合わせから商品の引取完了までのスケジュール
お客様から最初のお問合せをいただいた後、マテバンクは以下のような流れとスケジュールで対応させていただきました。お客様のご発注から工事と商品引取の完了までの実質の期間は約1ヶ月でした。
1.10月上旬 お客様より初回のお問合せ(11月下旬に倉庫明け渡し)
2. 〃 現地を下見し、見積もりに着手
3. 〃 見積書を準備しお客様に送付(下見から2日後)
4.10月下旬 お客様より正式にご発注 工事と引取車両の手配
5.11月上旬 解体工事を開始 並行して、解体不要なネステナーやパレットから引取も開始
6.11月下旬 解体工事、商品引取をすべて完了
お客様へのご提案内容 マテバンクだけがスケジュール内の完了をコミット
本案件では、以下の項目がお見積りの対象となりました。
1.商品買取(中古買取)
2.解体費用(梱包・車両積込み作業込み)
3.引取運賃
商品の買取金額はもちろん十分に魅力的なものだったと考えておりますが(マテバンクの買取相場についてはこちらを参考になさってください)、それに加えて、解体・撤去・梱包に必要な工事リソースや、引取に必要な車両の確保まで全てをワンストップで行い、しかもそのタイミングから1ヶ月程度で完了できる、という提案ができたのはマテバンクだけだったとのことで、私たちのお見積を採用していただきました。
数ヶ月くらい前から準備・計画していれば1ヶ月という期間はそれほど難易度が高いものではないのですが、今回は本当に急なお話でしたので車両もそうですが特に工事リソースの確保が難易度の高いものでした。
解体・梱包・積込作業の流れと様子
解体~車両への積込み
パレットラックや中軽量ラックは、組みあがった状態では搬出、輸送が難しい構造となっています。そのため、解体工事、部材梱包、倉庫外への搬出、引取車両への積込み、という手順で撤去、引取していきます。
解体・梱包された部材はかなりの重量になるため、搬出や積込みには危険が伴いますが、全てプロの職人が担当するため安全かつ迅速に行われます。
また部材は、通常パレットに積みつけて搬出・積込みとなります。今回は買取させて頂いたパレットを有効活用しました。積み付けの際は、部材ごとに丁寧に揃えていきます。こうすることで車両の積載効率が上がります。また部材数量のカウント等、徹底した管理も可能になります。
確実な現場管理で工期を遵守
下記の対応により、お客様の希望日程よりも前倒しで完了しました。
職人との連携 梱包から車両への積込まで明確に指定し積載効率をアップ
解体された部材を最適な積載効率となる荷姿に積み付けます。買取商品は7種類4,963点数、この規模になると積載効率を精緻に考えなければ、予想以上に車両数が増えてしまう恐れがあります。スケジュールもタイトでしたので、増車による作業量の増加は許されません。マテバンクでは、車両の荷室内寸から効率よく積載できる荷姿を割り出し、事前に職人に伝えることで車両数を節約しています。
運送会社との連携 工事の進捗に合わせた最適な手配
職人の解体進捗に合わせて翌日以降の引取車両の調整をしました。解体と車両への積込は共にフォークリフトを使用するため、同時進行はできません。解体部材が一定量溜まったら、職人が積込みできる時間に必要な車両数を手配していきます。
お客様の現場業務との調整
今回、解体・積込に必要なフォークリフトはお客様にお借りしました。お客様と調整してフォークリフトをお借りできる日に職人、車両の手配をいたしました。
大規模な買取により、さらに品揃えが豊富に
中古品の特性上、在庫数は買取・販売により都度増減します。しかし最近はこのような大規模の買取が増えており、2020年1月現在で中軽量ラック・中量ラックの在庫点数は3,000台を超えるなど、品揃えはとても豊富になっています。そのため購入されるお客様が中~大規模なニーズをお持ちの場合でも、中古品で揃えられるケースが増えてきました。お客様の物流機器(マテハン)にかかるコストの削減にもより貢献できるようになってきたと考えております。
(中古物流機器の商品情報はこちらでご確認ください。買い得な商品が多数掲載されております。中古商品一覧リンク)
まとめ
今回は、比較的大きな規模の買取事例について詳しく紹介させていただきました。大規模でもマテバンクはしっかりとよい価格を付けて買取させていただきますし、工事や車両も含めたワンストップ対応、確実な現場管理でお客様の負担を軽減いたします。
標準的な仕様でしたら、同じ商品が数多く揃っている方が、中古品を探されている次のユーザ様のニーズとマッチングしやすいため、買取価格も比較的高くさせていただきやすいという実情もございます。
ネステナー、パレット、カゴ台車、中量ラック、中軽量ラック、パレットラックなどなど、不要な物流機器(マテハン)があり買取をご相談・ご依頼いただく際の参考にしていただければ幸いです。
買取のお申し込みはこちらより、どうぞお気軽にご連絡ください。