中古マテハン販売のマテバンクです。
本記事では物流倉庫でよく使われるマテハンの一つ、ネステナーのスクラップ処分方法について詳しく解説いたします。
マテバンクは日本最大級の中古マテハン買取・販売サイトです。
常時数万点の在庫を掲載しており、多くの物流倉庫事業者様のマテハン導入サポート、コスト削減に貢献させていただいております。
サイトを運営する中で、ネステナーが不要になったお客様からスクラップ処分についての問い合わせを頂く機会があります。
本記事はこうした疑問について解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ネステナーをスクラップ処分する方法
ネステナーを処分する方法は主に2つあります。
- 近隣のスクラップ処分業者に問い合わせる
- マテバンクにスクラップ処分(→再利用できる場合は中古品として買取)を依頼する ←最もオススメ!
それぞれの概要と、メリットやデメリットについて順に紹介いたします。
近隣のスクラップ処分業者に問い合わせ
お近くで営業しているスクラップ処分業者に問い合わせてみるのは一般的なスクラップ処分方法です。
「〇〇〇(地名) スクラップ」などのキーワードで検索するとお近くのスクラップ業者を探すことができます。
事前に問い合わせした上でスクラップ処分を依頼しましょう。
マテバンクにスクラップを依頼する
マテバンクはネステナーのスクラップ処分を行うことも可能です。
現地調査もしくはネステナーの現物写真から、スクラップ処分の概算価格をお見積りいたします。
また、現物を確認した上で、再利用可能と判断したネステナーは、スクラップではなくリユース商品として買取させていただきます。
スクラップ処分でも金属素材としての買取価格をお付けする事が出来ますが、商品をそのままリユース品として再販する買取の方が、スクラップよりも高い金額でネステナーをお買取りすることが可能です。
具体的な金額感については、次の「ネステナーをスクラップ処分した際の費用」にて解説いたします。
ネステナーをスクラップ処分した際の費用
ネステナーをスクラップ処分した際の費用は、金属買取相場とネステナーの重量、輸送コストの3点から算出が可能です。
鉄スクラップ買取単価
鉄スクラップの買取相場は市況を基に各スクラップ買取業者が買取単価を決定します。
基本的には鉄1キロ当たりの単価で提示される事が一般的です。
ネステナーの重量
ネステナーはサイズや仕様によって重量が異なりますが、1台あたり重量は約40~60kgになります。
大型低床ウィング車に満載(56台と仮定)した場合、総重量はおよそ2,000~3000kg程度となります。
輸送コスト
ネステナーをスクラップするためにはスクラップ処理場へ運ぶための輸送コストも考慮する必要があります。
車両サイズが大きいほど輸送コストも増加しますが、同時にネステナーの積載効率もアップするため、基本的には大型10t車サイズの車両で輸送するのがコスト面でも最も効率的です。
上記を踏まえたうえで、鉄スクラップ買取単価 x (ネステナー台数 x 重量)- 輸送コスト でスクラップ処分費用を算出することが出来ます。
30台以上など、ある程度まとまった台数のネステナーであればプラマイゼロ、もしくは若干のプラスで処分することが可能なケースが多いです。
スクラップ処分と、中古品として買取した場合の金額を比較
状態や仕様にもよりますが、基本的にはスクラップ処分よりも買取のほうが高い査定額でのお見積りが可能です。
マテバンクでは、サイズ・仕様にもよりますが、ネステナーであればスクラップの場合は1台1,000~1,500円、対して買取の場合は1台あたり2,000円~最大で8,000~9,000円の査定価格となります。
マテバンクにご依頼いただければ、スクラップ処分に加えて、買取のご提案も含めた、トータルで良い金額条件のお見積りが可能です。
処分時のコストを抑えたい、または高い価格で資産を売却したいとお考えの際は、ぜひマテバンクにご相談ください。
マテバンクの買取サービスの詳細は以下のページでご案内しております。
また、以下の記事ではスクラップと買取について、価格だけでなくスピードや環境負荷といった観点から比較を行っています。
査定価格以外の情報も含めて検討したい、という方はご覧ください。
ネステナーをスクラップ処分する際の注意点
ネステナーをスクラップ処分する際の注意点として、以下の2点があげられます。
- 相見積もりを実施する
- コンプライアンスを遵守した業者の選定
相見積もりを実施する
スクラップ処分の際は相見積もりを取ってから依頼することをおススメします。
スクラップ買取業者によっては相場より低い単価を提示する会社も存在するため、相見積もりを取り、適正な買取価格を提示する業者を選びましょう。
コンプライアンスを遵守した業者の選定
ここまではスクラップ価格など、処分コストを抑えることについて説明してきましたが、大前提として法令を遵守しているスクラップ処分業者を選定し、依頼することはリスク回避のために非常に重要なポイントです。
産業廃棄物の処理においては遵守すべき法令がいくつか存在します。代表的な法令は下記の3つです。
- 廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
- 資源有効利用促進法(資源の有効な利用の促進に関する法律)
- 大気汚染防止法
廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)では、廃棄物の所有者であった「排出事業者」の責任について定められています。
たとえ産廃業者に処理を委託した場合であっても、ネステナーの所有者である排出事業者に処理責任があることに変わりはありません。
悪質な産廃業者に依頼しトラブルが発生した場合は排出事業者責任を問われ、措置命令の対象になる可能性があります。
以下は適切な業者を選ぶために確認すべきポイントの一例です。
- 産業廃棄物処理業の許可を得た業者か確認する
- 行政処分の前歴がないか確認する
- 優良産廃処理業者に認定されているか確認する
上記のポイントを踏まえて、適切にリスク回避を行いましょう。
まとめ
本記事ではネステナーのスクラップ処分について解説いたしました。
ネステナー処分にお悩みの際はぜひ参考にしていただければ幸いです。
マテバンクではネステナーはじめマテハンのスクラップ、買取を承っております。
見積は無料ですのでぜひ一度お問い合わせください。